2019年3月18日
桜美林大学リベラルアーツ学群学士過程を終えました。5年間の大学生活はほとんど学外で過ごしました。
ノースカロライナ、クオピオ、七尾、といろんな国や地域で長期滞在し、そこで出会う人たちと交友を深め過ごした日々が僕にとって特に、かけがえのないものだったなと実感しています。






とまあ、国内外関わらず普段自分が行ったことのない地域に行って生活してみるってことは、学生の時にやっておいてよかったなと思う。多分こういう機会はこれからあまりないだろうと思う。アメリカでは言語を、フィンランドではビジネスを学び、七尾では経営者の元で経営、そして選挙を通して政治に興味を持った。僕が好奇心旺盛なこともあり、結局大学生活も5年間かかってしまった。
どこかに行って長期滞在もあったが、学校通いながら都内でもいろいろ活動させてもらったな。大学2~3年の時は居酒屋バイトに没頭して留学費用を稼ぐことしか考えてなかった。それで学業もおろそかにしてしまうこともあったな。でも、フィンランド留学中いろんな友達に日本食振舞って「シェフ」呼ばわりされたのは、間違いなく居酒屋バイトで料理人から教わった教養とスキルがあったからだなと、社畜だった自分をむしろ誇りに思う。フィンランドで日本食が評価されていることを実感し、日本帰ってきてからoiseauの松田さんとオランダで日本食を広める計画したりと、実現はできなかったものの八百屋(Yaoya Suika:http://www.suika.me/ )でアルバイトさせてもらったり「食」っていう分野に携わることの機会をたくさんいただいた。

そんなこんなで気づいたら大学5年目になっていた。
「卒論でもやるか〜」ってなって堀先生の元で中小企業の事業承継に関する研究を進めていたら、SLUSH TOKYO も世代交代の時期にあるって噂で聞いて、気がついたら当時時期CEO、COOと言われていた古川遥夏(現CEO)と柿嶋夏海(現COO)が持つ信念に共感してチームの一部になっていた。ふたりを見ていると、こういう人が世界を変えるんだってのが分かる。強い信念を持ち、人への優しさも備えていて、まさに着いていきたい。応援したいって思わせる人格者です。でも僕自身、目立ちたがりなのでそういうボランティア統括とか、営業とかってポジションでやりたかったところなぜか、Finance and Legal 経理法務担当としてジョインしていた。それは今でも不思議に思う。ただ、僕自身興味があったことが会社の経営と承継ってポイントであって、その観点から「前任者→後継者」への引き継ぎをバックオフィスとして俯瞰的に見れたってのは大きかったなと。約1年間だったけど、一瞬一瞬がドラマチックでこれは時間作って本にもでしたいな。よし、書こう。
みんな一人一人が強い個性と信念があってまじでリスペクトしてる。

家族。
僕はあまり自分の家族を「好き」って思えなくてそれは過去に両親が離婚したりとかいろんな理由があったんですが、ここまで来るのに自分を心配し、見守ってくれていた皆に感謝しきれないです。母、父、母方、父方の祖母、祖父、曾ばあちゃん、曾じいちゃん、特に作昨年末に他界した曾ばあちゃんに学位を届けることができなかったのが残念だが、きっと見てくれているんじゃないかな。これからもこの町を見守ってほしいなと、思います。そして、僕もできなかった決断をしていこうと思います。


その他、
式で会えた方も会えなかった方も、たくさん支えてもらいました。ありがとうございます。



本当に、僕一人ではここまでこれなかったと思います。自分を応援してくれる、どこかで見守ってくれている、支えてくれる仲間や先輩方がいて初めて海野将志だと実感しています。たくさんの感謝を込めて、ここに記しておきたいなと思います。これからも精進していきます。
2019年3月24日 海野将志
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